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American Suite
「アメリカ組曲」
ブルース・スターク
フルートとピアノ、約21分
(ピアノ楽譜:44 pages、パート:18 pages)
¥1999(税込)

フルートとピアノの作品には平凡なものが
多く存在する中、この「アメリカ組曲」は
色彩豊かで優美であり、幻想的だが遊び心もある、
とても強い作品です。

フィリップ・モル、ピアニスト
(ジェイムズ・ゴールウェイ等の伴奏者)

1. Grampa's Grin
2. The Bird And The Canyon
3. Muse
4. Blue
5. Street Beats

American Suite was awarded an honorable mention in the 2004 National Flute Association's "New Published Music For Flute" competition.

The five movements of American Suite are in contrasting tempi and character, ranging from the syncopated, energetic music of the first and fifth movements to the jazz-inspired ballad of the fourth movement. A recital piece for professionals and advanced students, it offers challenges and rich musical rewards to both the pianist and flutist. True to its title, elements of bluegrass, jazz and classical music, focused into an original and compelling voice by the composer, make the work uniquely American.

American Suite was written in 2001 for flutist Kaori Fujii and pianist Yuko Fujii, who premiered the work in Tokyo the same year. They have since championed the work with numerous performances throughout Japan, in Germany and on tours of Central and Latin America. Their recording of the work is included on Muse, a 2006 release from Centaur Records (U.S.), available at Centaur's website.
Muse

解説
この「アメリカ組曲」は5つの楽章からできていますが、どれも私が子供の時や青年時代に訪れたり住んだりした土地にインスパイアされています。私がよその国に住むことがなかったら、おそらく、こうした作品は生まれなかったでしょう。もっとも示唆を受けたり、印象深かったりする母国の想い出は、時が経てば経つほど、くっきりとしてくるように感じられます。

私の両祖父は趣味でバイオリンを弾いてたのですが、私が子供の頃彼等がとても楽しそうにバイオリンを弾きながら見せた笑顔を今でもよく思い出します。この「Grampa's Grin」には彼等のお気に入りの曲(Little Brown Jug)のメロディーから少し引用した部分があり、私の血筋であるスコティッシュやアイリッシュの雰囲気が感じられるでしょう。

「The Bird And The Canyon」はグランドキャニオンの夜明けをイメージして作りました。まだ肌寒い夜明けのキャニオン。その壮大で昔から変わらぬ確な存在。そんな中に一羽の鳥がいる様。私はこのコントラストをフルートとピアノでうまく表現してみたいと思いこの楽章を書きました。

大学生の頃、私はいくつかの場所によく足をはこびました。それらの場所はいつも何かしら私の音楽にひらめきを与えてくれました。この楽章「Muse」には3つの場所の名が含まれています。 アリゾナ・フェニックス近郊の砂漠、シェラ・ネバダ山脈の凍った湖、カリフォルニア・ラホーヤの大洋。 1982年から1989年まで私はニューヨークのマンハッタンに住んでいました。この楽章「Blue」を書き始めた頃はニューヨーク・シティーの深夜をイメージしていました。しかし、書き終えてすぐ、あの9・11の惨劇が起こりました。今、私の中でこの楽章は、亡くなった方へのレクイエムという気持ちも含んでいます。

「Street Beats」は活気ある朝のニューヨーク・シティーをイメージしています。

ーブルース・スターク